原発被災地の真実// ~The Silence of the Lambs~
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2012/05/10 21:20
"In the Grey Zone" - Killing the Darlings of Minamisoma -

海外ドキュメンタリー映画"In the Grey Zone"が、去る4月末にスイスで開催された国際映画祭の"Doc Outlook International Market"で公開された。
福島第一原発から20~30kmゾーン(当時、屋内退避エリア)の「南相馬市」の悲劇を描いたドキュメンタリーである。



ディレクターのIan Thomas Ashは、昨年の震災時は東京に住んでいた。
震災直後より南相馬市に入り、当時の状況をカメラに収めていた。
市民目線、特に子供の目線で捉えたドキュメンタリーとなっている。

これには南相馬市の桜井市長ら職員の、非常に楽観視した当時のインタビュー映像も含まれる。
昨年3月25日以降、官邸指示である「屋内退避と自主避難要請」の中、「復興」を推し進めてきた市長の一端が垣間見られる。
また「絶対安心とは誰も言えない。しかし、安心してくださいとお願いできる。ここが大事です。」との山下俊一の名言も登場する。





その後もディレクターであるIanは、昨年9月と今年の3月にも南相馬市に訪れ取材を継続している。
なお、Youtubeで"In the Grey Zone"のTRAILERが公開されている。
  Documenting Ian

南相馬市長と言えば、米国Time誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた人物である。
今回のドキュメンタリーにより、「知らざれる南相馬市の実態」を世界はどう再評価するだろうか?

南相馬の問題点を早くから指摘する「福島 フクシマ FUKUSHIMA」さんの記事を参考までにリンクしておく。

  児玉教授の講演と南相馬市の除染をめぐって

  【論考】  復興計画とグローバル企業  ~南相馬市の場合~



(追記)

そんな南相馬市の旧警戒区域から、「550万Bq/kg超えの黒い粉(藍藻類)」が見つかっている。
そしてその事実を知らされず、市民とボランティアによる除染作業が行われている。

南相馬の大山さんより資料提供)
ms.jpg

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南相馬 | comment(0) |


2012/05/10 02:17
(続)旧警戒区域のボランティア作業

南相馬で医療支援を行っている東大医科研の坪倉医師による「除染作業による内部被曝」についての記事を紹介する。
南相馬市の除染作業では、「1回の除染作業で平均500Bq/bodyの内部被曝する」と受けとれる内容だ。
もちろん、汚染レベル・服装・作業内容や時間などにも大きく左右されるので、一概には言えない。
ただ、こうしたリスクを承知の上、基本的な防護の基に除染作業をするべきである。

南相馬市では、いよいよ「旧警戒区域の屋内外の片付けボランティア」の募集を開始する。
また市民団体も「沿岸部のガレキ除去や側溝・雑草の除染作業」のボランティアを募集している。

上記の内部被曝量は20km圏外の数値であり、よりリスクの高い旧警戒区域内での作業となる。
これから気候的に暑くなることで、ついついマスクを外し軽装で作業してしまう時期となる。
空間線量だけで安易に判断せず、支援を受ける側も責任を持って基本的な知識と防護策を徹底して指導して欲しいと思う。


除染による内部被曝のリスクは?
[12/04/28]

坪倉正治

いま、あちこちで除染が行われています。その除染による内部被曝のリスクはいかほどなのか。除染には多くの方が携わっているのですが、気にしていらっしゃることだと思います。

除染活動に従事していらっしゃるボランティアの方々を対象に、南相馬市立総合病院でホールボディーカウンターによる計測を行いました。今回は、この計測結果をまとめた中間報告をご紹介したいと思います。

南相馬市で除染活動に従事していらっしゃる約40人の成人(平均年齢48歳)に対して、ホールボディーカウンターによる計測と、どれくらいの時間、どのような除染活動に従事していらっしゃったのかをお聞きしました。

除染による内部被曝を正確に導くため、理想的には除染をする直前と直後で計測させていただき、その差を見るのが良いのかと思います。しかしながら今回それは出来ておらず、以前除染活動に従事していらっしゃった方々を対象として計測しています。

結論から申し上げると、除染に従事している方々の体内のセシウム量は、除染をしていない成人に比べ「桁違いに多い」ということはありませんでした。年齢、性別、検査をした時期によって体内のセシウム量は大きく影響を受けます。原発事故直後の吸入量が人により異なりますし、その後の食生活も異なります。

検診者の背景がバラバラであるため、除染をした人が、除染をしていない大人に比べて、「高かった」または「高くはなかった」を明確に言うのは困難です。それで、「明らかに高い訳ではない」というぐらいの表現で止めます。

検出された値は、セシウム137で(数千ではなく)数百Bq/bodyばかりでした。検出者の中央値は約500Bq/bodyで、1000Bq/bodyを超えた人はいませんでした。そして5回以上除染に従事している方の約半数が検出限界以下でした。

しかしながら、同時期の除染に従事していない成人のセシウム検出率が約10%に対して、除染に従事している方々の検出限界以上のセシウム検出率は40%程度でしたので、(従事していない成人の背景はかなり異なるのですが)やや被ばく量が除染従事者で多いと言うことも出来ます。

除染活動が、余分な内部被曝を引き起こすことは間違いないと思います。ですが、少なくとも除染を数回行っている方々の計測値が、この時期に検出されると思われるセシウムの値から大きく外れてはいないというのが率直な印象です。もちろん、除染での被曝は少ないからどれだけやっても問題ないという話しではありません。

最後に、今回の検査と同時に除染時にどのような服装で行っているのかを聞いた結果を紹介します。

驚いたことに、約半数の方々がマスクをつけていないことがあると答えました。私も夏に何度か除染活動に参加しました。めちゃくちゃ暑くて、熱中症の危険性が明らかにあり、常時長袖をしっかり着てマスクをし、作業するのは厳しいと感じました。

このような状況も勘案し、除染を定期的に行う方々には、しっかり内部被曝の検査を行っていきたいと考えています。



また南相馬でも、連日のようにパチンコ屋に通う仮設住宅の住民は少なくない。
ここ半年で2店舗も新規にオープンしているほど繁盛している。
中には子供をボランティアに預け、パチンコ屋に向かう母親もいると聞く。
地元市民は怠け、外部からボランティアを募集する。

自粛や団結を忘れた市民には、復興は遠いかもしれない。

南相馬 | comment(0) |


2012/05/06 12:18
旧警戒区域のボランティア作業

旧警戒区域は「国が直轄し除染を行う」となっているが、実際はボランティアにより危険な作業が行われている。
南相馬市小高区では区域が解除された事により、住民感情とボランティア精神が昂っている。
またGW中は、予想外の猛暑により、軽装での作業が目立つようだ。
復旧を焦る住民と、相変わらず「人道支援を優先」するあまり防護知識が乏しいボランティア参加者が多いようだ。

市の全域除染費として大手ゼネコンに400億円で一括発注したはずの南相馬市。
「人手が足りず、ボランティアを募集していく」と言う市の見解は、どういう意味なのだろうか?
危険な作業を無償でやらせる。善意を悪用する、これが除染利権の実態のようだ。
「ガレキ撤去と除染は別だ」とでも言うのだろうか?

ボランティア募集・食べて応援・観光助成・・・聞いて呆れる。


福島県の被災地で連休を利用したボランティアが撤去作業行う
FNN 05/05 12:39







福島県の被災地では、連休を利用したボランティアが、がれきの撤去作業に汗を流している。
南相馬市のボランティアセンターには、全国からおよそ200人が集まった。
ボランティアの人たちが作業をしている現場では、依然としてがれきや土砂が非常にたくさん残った状態となっている。
福島第1原発からおよそ15kmの南相馬市小高区は、4月、警戒区域が解除されたばかりで、1年余り放置された津波のがれきが手つかずとなっている。
東京からのボランティアは、「去年から時間が止まっている」、「悲惨なので、少しでもお手伝いできたら」などと話した。
南相馬市では、片づけの人手が足りない状態が続いていて、ボランティアを募集していくという。

南相馬 | comment(0) |


2012/04/10 23:13
3月12日~13日のダストデータ(まとめ)

前回の記事を図でまとめてみた。

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読者より情報提供をいただき、該当する緊急時モニタリングデータが見つかった。
経産省HPの緊急時モニタリング調査結果について(3月11日~15日実施分)(PDF)である。
極一部だけは昨年3月に公表。多くのデータは精査後、なんと6月3日に公開されていた。

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南相馬 | comment(0) |


2012/04/10 01:55
3月12日~13日のダストデータ

日本原子力研究開発機構が3月6日に公開ワークショップが開催された。
この会は環境シミュレーションと環境データから、原発からの放出量や放射性プルームの流れなど逆推定の試みを行う有識者らの会議であった。
やはり事故当初の環境モニタリングデータが圧倒的に欠落しているため、個々のシミュレーションや評価に一部で大きな食い違いが出ており、試行錯誤を繰り返しながら精度を高めようとしている。

その資料から、気になるデータが出てきた。
過去の記事で取り上げた「NHK-ETV ネットワークでつくる放射能汚染地図5」のデータを裏付ける資料だ。
昨年3月12日、1号機水素爆発前の周辺地域でのダストモニタリングのデータである。
NHKの放送で一瞬だけ映し出された実測データだが、浪江町川添の核種データだけが判明していた。
mon03.jpg

今回の公開ワークショップで、日本原子力研究開発機構(JAEA)が用いた資料で、同一の観測データを使用している。
上の画像と比べると分かるように、浪江町川添のデータが同時刻でI-131のベクレル数も同一である。
よって、上の画像の左上のデータは南相馬小高区の核種データであることが判明した。
爆発前でもI-132のみならずY-91の数値の多さに驚く。
また浪江町高瀬と大熊町夫沢のI-131のデータも測っていたことが分かる。
p0.jpg

下の図は、翌3月13日のダストデータと空間線量データである。
ダストデータは浪江町曽根・南相馬市(原町区)太田橋と原子力センターの3点である。
また空間線量は北北西方向に向かい、実に細かい観測をしている。
1号機水素爆発後に放出されたプルームの形跡(SPEEDI予測)を辿って観測を行っていたことが良く分かる内容だ。
特に南相馬市内の20kmを超えた山間部に、測定限界30μSv/hを超えた「●」のポイントが存在する。
いったい何μSv/hあったのだろうか?30μSv/hだと仮定しても外部被曝だけでも2日ほどで1mSv被曝する計算になる。
当時の状況を知りながら、自治体や住民にも知らせていなかった事に改めて憤りを感じる。
p1.jpg

(4月10日訂正)
資料では、NISA(原子力安全・保安院)のデータを使ったとの記載があるが、NISAのHPからは探せなかった。
(※出所をご存知の方はお知らせいただきたい)
おそらく測定は福島県原子力安全対策課であるが、こちらでも公開されていない。
同課の観測データも、まるでNHKの報道に合わせるように小出しのままである。


元データが見つかった。緊急モニタリングデータ(PDF)である。

ちなみに、福島県原子力安全対策課が所有する環境放射線測定車「あおぞら号」の装備を確認してみた。
ダストサンプリングならびに核種分析までも、車内に居たまま測定できるVIP仕様だ。
また測定結果は、迅速に衛星携帯電話で送る事ができるようになっている。

p6.jpg

そもそも重大事故が起こった今回のようなケース、例えば「現場で放出量が想定できないような状態」では、実測によりそのデータをSPEEDIで放出量を逆算し、拡散予測を行うようになっている。
その一役を担うのが「あおぞら号」であった。
実際の各ポイントの測定時間の間隔を見るに、ダストサンプリング→核種分析→原子力安全センターへ結果を送信(SPEEDI算出)→移動、と言う流れだったのでは?と思われる。
事故当初のSPEEDI拡散予測が正確だった事も裏付けるのではないだろうか。


また、公開ワークショップ資料から、既出のデータも含まれるが幾つか抜粋し掲載しておく。

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