原発被災地の真実// ~The Silence of the Lambs~
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2012/03/21 02:37
いわき市でも微量のプルトニウム検出

(※注意事項・参考文献追加 3月23日)

いわき市で根気強く調査を続けてこられた「α線と鉄板」さんのブログで、野ざらしの鉄板から微量のプルトニウム(Pu-238,Pu-239,Pu-240)が検出されたとの報告があった。
金沢大学・環日本海域環境研究センター の山本 政儀 先生が検査を行い、その結果からPu238/Pu239,240放射能比から福島第一原発由来の物であると断定された。
なお、Pu239,240/Cs-137放射能比が政府の推定値の200倍となっており、放射性ヨウ素や放射性銀が斑に分布するのと同様に、プルトニウムもフラクショネーション(挙動の違い)が存在するのではないかと推察されています。
個人的には放出比については、プルトニウム(Pu-239)の親核種であるネプツニウム(Np-239)の分布状況にも影響されているのではないかと推察する。
なおネプツニウムについては半減期が2.36日ということから、今からでは証明できない点が歯痒い思いである。


(山本 先生のコメント)

測定結果をお送りします。
Puが検出され、正直なところびっくりしました。
Puは核実験ですでに広く,低レベルで分布しています。
このPuついて、Pu238/Pu239,240放射能比は0.03程度です。
今回のこの比は0.8で明らかに高く、原発由来のPuを含んでいます。
政府の放出量見積もりでは3です。
野ざらしの鉄板には核実験のPuが付着していないと考えると、
何故比が低いのかと考えさせられます。
全て3ではなくて0.8の低い比を持つPuが放出された可能性もありますね。
さらにPu239,240/Cs-137放射能比が9.0E-5で、政府の推定値4.3E-7の200倍になり、Puが多く検出されています.たぶんフラクショネーション(挙動の違い)が存在するためだと思われます。
現在ウラン、出来れば Am-241なども分析できればと考えています。



(追加)転載元より注意事項
 数日前までこのブログが話題になることは無かったように思うが、ここ数日このブログが発信した内容がネット上で話題になっている。私などよりはるかに読みやすく整理して私の意を正確に伝えるように心配りをして下さっている方もおられ、ありがたく思う。しかしながら、自分の意図とは異なった伝わり方をしている部分もあり、それについては自分の責任を痛感している。
 金沢大学・環日本海域環境研究センター の山本 政儀教授は、「測定結果を公にする際にはくれぐれも非常に低レベル(微量)であったことを強調しておいてください」と言われた。自分は記事のタイトルや本文で微量であったことに触れていたのでそれで良かろうと思っておったが、それでは十分ではなかったように思う。説明責任を果たす。
 「環境放射線データベース」
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.top
によれば、過去の福島県・茨城県のプルトニウムのデータは
0.016±0.0039Bq/kg ~ 2.2±0.1Bq/kg
1.7±0.42Bq/m^2 ~ 110±22Bq/m^2
(注:1MBq/km^2 = 1Bq/m^2 なので MBq/km^2 と Bq/m^2 は同一単位と思ってよい)
(csvデータ)
山本先生が測定して下さったデータは
0.055±0.005Bq/kg
0.037±0.003Bq/m^2
である。土より重い鉄粉を測っているので、土壌のデータと Bq/kg の単位で比較するのは良くないが、それでも過去最小値とその次の値の間に位置する値であり、 比較するのに適当な単位の Bq/m^2 で比較するならば過去最少値の約1/50の値なのである。山本先生が「低レベル」と言われる意味がわかっていただけるだろうか。



pu2.jpg

検査結果(PDF)

pu3.jpg
ガンマ線のスペクトルデータはこちらのSPViewerでご覧になれます。
青色のスペクトルは、プルトニウム(Pu-238,Pu-239,P-240)が検出された野ざらしの鉄板。
黄色のスペクトルは、対照物(野ざらしになっていない鉄板)です


(追記)
■参考文献
プルトニウムやストロンチウムなどの分析が難解な核種については、核種ごとに分析法が定められています。

文部科学省 放射能測定法シリーズより
1 全ベータ放射能測定法
2 放射性ストロンチウム分析法
3 放射性セシウム分析法
4 放射性ヨウ素分析法
5 放射性コバルト分析法
6 NaI (Tl) シンチレーションスペクトロメータ機器分析法
7 ゲルマニウム半導体検出器によるガンマ線スペクトロメトリー
8 放射性ジルコニウム分析法
9 トリチウム分析法
10 放射性ルテニウム分析法
11 放射性セリウム分析法
12 プルトニウム分析法
13 ゲルマニウム半導体検出器等を用いる機器分析のための試料の前処理法
14 ウラン分析法
15 緊急時における放射性ヨウ素測定法
16 環境試料採取法
17 連続モニタによる環境γ線測定法
18 熱ルミネセンス線量計を用いた環境γ線量測定法
19 ラジウム分析法
20 空間γ線スペクトル測定法
21 アメリシウム分析法
22 プルトニウム・アメリシウム逐次分析法
23 液体シンチレーションカウンタによる放射性核種分析法
24 緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリーのための試料前処理法
25 放射性炭素分析法
26 ヨウ素-129分析法
27 蛍光ガラス線量計を用いた環境γ線量測定法
28 環境試料中プルトニウム迅速分析法
29 緊急時におけるガンマ線スペクトル解析法
30 環境試料中アメリシウム241、キュリウム迅速分析法
31 環境試料中全アルファ放射能迅速分析法
32 環境試料中ヨウ素129迅速分析法
33 ゲルマニウム半導体検出器を用いたin-situ測定法
34 環境試料中ネプツニウム237迅速分析法

各分析法の資料は(財)日本分析センターの文部科学省 放射能測定法シリーズからダウンロードできます。
今回、山本先生が行った分析法は「環境試料中プルトニウム迅速分析法」です。
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転載のお願い 

本記事を阿修羅に転載し、投稿したいと思います。許可をお願いします。

2012/03/23 02:16 | 宮島鹿おやじ [ 編集 ]


 

転載はご自由にどうぞ。
こちらからも宜しくお願い申し上げます。

2012/03/23 02:37 | Blade [ 編集 ]


スペクトル 

アルファ線スペクトルのバックグラウンドがほとんどないのですが、環境中には連続スペクトルをもつアルファ線バックグラウンドはそもそも存在しないし、検出器のノイズもアルファ線に対してはよく分離できるということなのでしょうか?

2012/03/23 10:04 | 池辺 [ 編集 ]


 

池辺さんへ

山本先生の分析法は、文科省が定めている「環境試料中プルトニウム迅速分析法」で行っています。
http://goo.gl/rikwG
これは東電や文科省の分析法と統一させるためです。

前処理として、硝酸-フッ化水素酸混合溶液とPu-242(トレーサー用)も加え、抽出された溶液を対象に分析を行います。
それだけではなく細かな抽出手順があります。
陰イオン交換法の一種ですが、この手法により測定精度を上げると言うことです。
詳しくは上述した資料をご覧ください。

2012/03/23 11:12 | Blade [ 編集 ]


 

黄色文字がとても読みにくいです。

2012/03/23 14:30 | 匿名 [ 編集 ]


 

匿名さんへ

申し訳ありません。ただし色調については個人差があるかと思います。
黒地には黄色が映えると感じておりましたが、目がチカチカしますね。
今後は見やすいように変更しようと思います。

2012/03/23 22:27 | Blade [ 編集 ]


 

Twitterでフォローさせて頂きました。このblogの記事をツイさせて貰っても宜しいですか?

2012/04/06 14:54 | 朧 [ 編集 ]


 

朧さんへ

ツィート・転載等はご自由にどうぞ。
こちらからも宜しくお願い申し上げます。

2012/04/06 16:26 | Blade [ 編集 ]


 

ありがとうございます。
m(_ _)m

2012/04/06 19:25 | 朧 [ 編集 ]


携帯版の白地に黄文字 

こちらには初めてコメントさせていただきます。拙ブログを取り上げていただきありがとうございます。私のブログ以上にわかりやすく紹介していただいて恐縮です。話題は既に他の方が指摘なさっていた黄文字についてです。自分はPC版の方は読みづらくは感じませんが、携帯版の方は白地に黄文字のところがあり、その部分はほとんど読むことができません。機種依存かもしれませんが、当方の機種ではそのようなことが起こっております。ご一考、よろしくお願いいたします。

2012/04/14 19:50 | α線と鉄板ブログ主 [ 編集 ]


 

α線と鉄板ブログ主さんへ

お世話さまです。コメントありがとうございます。

>携帯版の方は白地に黄文字のところがあり、その部分はほとんど読むことができません。

あーそう言うことでしたか。大変、失礼いたしました。
FC2ブログは、PC版書き込みと同時に携帯版・スマホ板も同時に生成されるのですが、これまでそちらは意識していませんでした。

故に背景が白地のまま(デフォルト設定)でした。
修正してみます。

2012/04/14 20:21 | Blade [ 編集 ]


携帯版・スマホ板のテンプレート変更 

携帯版・スマホ板について、見やすいテンプレートに変更しました。

なお、携帯版はPC上での動作確認しかできていません。
不具合等がございましたら、お知らせください。

2012/04/14 21:15 | Blade [ 編集 ]


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