原発被災地の真実// ~The Silence of the Lambs~
2017・08
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
--/--/-- --:--
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2012/03/22 16:58
福島県地域防災計画:原子力災害対策編

(※3月25日、追記あり)
「福島県のSPEEDI消去」について、毎日新聞の記事から更におかしな言い訳が出てきました。


福島第1原発:県が事故直後にSPEEDI画像データ消去
毎日新聞 2012年3月21日 19時03分(最終更新 3月21日 22時23分)

 福島県は21日、昨年3月11日の東京電力福島第1原発事故直後から、文部科学省の「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」による放射能の拡散予測画像データをメールで入手しながら、大半を確認しないまま消去していたことを明らかにした。昨年5月に文科省の指摘で気づいたという。

 県災害対策本部によると、SPEEDIの専用端末が震災の影響でデータ受信できなかったため、昨年3月12日にシステムを運用する原子力安全技術センターにメールでの送信を要請。センターは同日午後11時54分から1時間ごとのデータを送信したが、県は16日午前9時までのデータを全て消去したという。

 また、県原子力センター(大熊町)は11日深夜にメールで一度データを受け取っていたが、災害対策本部は把握していなかった。

 小山吉弘原子力安全対策課長は「混乱の中で情報共有ができておらず、メール送信を要請したことが本部内で伝わっていなかった。いつ誰がデータを消去したかは確認できていない」と説明した。

 災害対策本部は13日午前10時半ごろ、経済産業省原子力安全・保安院からのファクスで初めてデータを確認した。しかし「前提となる放出量データが現実とかけ離れていて役に立たない」と判断
国が公表する手順になっていたこともあり県民や地元自治体に伝えていなかった。【乾達】



やってる事も無茶苦茶ですが、言い訳も無茶苦茶です。
SPEEDI情報はどのように伝達され、誰が各自治体に連絡するはずだったのか?確認してみました。
福島県地域防災計画 原子力災害対策編(平成21年度修正)に、きっちり書かれています。
「県もSPEEDI情報を受け取り、周辺自治体に広報を行う事」となっています。しかも「地元メディアにも要請」する事になっています。(P.48~50)
kouhou.jpg
SPEEDIの伝達経路
speedi.jpg

次に平成22年度 福島県 原子力防災訓練(福島第一原発事故を想定)についてですが、この訓練の内容からもSPEEDIがどのように活用されるのかハッキリとわかります。

b_koumoku.jpg
b_gazou01.jpg
b_gazou02.jpg
(※注:原子力センターとは福島県原子力センター、原子力災害対策センターとは大熊町にあった県オフトセンターで機能不全のため現在は福島県原子力安全対策課

このように各班の作業内容も明確化されていたわけです。
地震による停電・線量上昇等により「大熊のオフトセンター(原子力災害対策センター)」が機能不全に陥りましたが、昨年3月16日に県庁に移転後も完全とは言えないまでも機能していました。
気になるのは空間線量のモニタリングと同時に「大気中ヨウ素の測定」も行われていたのではないかと言う点です。
訓練では「緊急モニタリング班・試料採取チーム」が測定しています。
このデータも福島県から未だ報告されていません。



・・・と思ったら、先日放送された「ネットワークでつくる放射能汚染地図5(後半)」で放送されてましたね。

20120311 ネットワークでつくる放射能汚染地図... 投稿者 PMG5

モニタリングカー「あおぞら号」には車内にダストサンプラーが付いてますし、運搬式の測定機も稼働していました。
mon01.jpg
mon02.jpg

3月12日~13日に15カ所で放射性ヨウ素の測定を行い、3月12日12:00浪江町川添地区でI-131が165Bq/m3、I-132は168Bq/m3だった。
また他にもCs-137・Te-132・Y-91も観測されている。しかも、1号機の水素爆発前でこの数値である。

mon03.jpg

その後、放射性ヨウ素の測定は行えなかったとしているが、それは警戒区域内の話である。
20km圏外では福島県でモニタリングは継続されている。
警戒区域内の3月12日~13日の15カ所の測定データ、20km圏外の3月4月のデータ開示を求めるべきだ。

(3月25日、追記)
SPEEDIが提供できる図形の種類には「地表蓄積量」もあり、甲状腺以外の「内部被曝による実効線量・内部被曝による臓器の等価線量」も試算できるようになっている。
これは何を指すのか?避難・屋内退避の基準となるウラン・プルトニウムの試算を示す重要なものである。
これらの拡散予測も公開されていない。

su09a.jpg

またSPEEDIには広域表示を行うWSPEEDIとは別に、第三世代と呼ばれる「SPEEDI-MP」が存在している。
これは3Dアニメーション化により拡散予測をシミュレートするものだ。こちらの公開も行われていない。

防災災害Netより(三宅島の火山性ガスの拡散予測シミュレーション)
関連記事
スポンサーサイト

未分類 | comment(0) |


<<原子力安全委員会・安全審査指針 | TOP | 福島県がSPEEDI拡散予測を消去していた>>

comment











管理人のみ閲覧OK


| TOP |

閲覧者数:

カテゴリ

リンク

このブログをリンクに追加する

最新記事

プロフィール

Blade1024

Author:Blade1024

最新コメント

月別アーカイブ

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。