原発被災地の真実// ~The Silence of the Lambs~
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2012/04/10 01:55
3月12日~13日のダストデータ

日本原子力研究開発機構が3月6日に公開ワークショップが開催された。
この会は環境シミュレーションと環境データから、原発からの放出量や放射性プルームの流れなど逆推定の試みを行う有識者らの会議であった。
やはり事故当初の環境モニタリングデータが圧倒的に欠落しているため、個々のシミュレーションや評価に一部で大きな食い違いが出ており、試行錯誤を繰り返しながら精度を高めようとしている。

その資料から、気になるデータが出てきた。
過去の記事で取り上げた「NHK-ETV ネットワークでつくる放射能汚染地図5」のデータを裏付ける資料だ。
昨年3月12日、1号機水素爆発前の周辺地域でのダストモニタリングのデータである。
NHKの放送で一瞬だけ映し出された実測データだが、浪江町川添の核種データだけが判明していた。
mon03.jpg

今回の公開ワークショップで、日本原子力研究開発機構(JAEA)が用いた資料で、同一の観測データを使用している。
上の画像と比べると分かるように、浪江町川添のデータが同時刻でI-131のベクレル数も同一である。
よって、上の画像の左上のデータは南相馬小高区の核種データであることが判明した。
爆発前でもI-132のみならずY-91の数値の多さに驚く。
また浪江町高瀬と大熊町夫沢のI-131のデータも測っていたことが分かる。
p0.jpg

下の図は、翌3月13日のダストデータと空間線量データである。
ダストデータは浪江町曽根・南相馬市(原町区)太田橋と原子力センターの3点である。
また空間線量は北北西方向に向かい、実に細かい観測をしている。
1号機水素爆発後に放出されたプルームの形跡(SPEEDI予測)を辿って観測を行っていたことが良く分かる内容だ。
特に南相馬市内の20kmを超えた山間部に、測定限界30μSv/hを超えた「●」のポイントが存在する。
いったい何μSv/hあったのだろうか?30μSv/hだと仮定しても外部被曝だけでも2日ほどで1mSv被曝する計算になる。
当時の状況を知りながら、自治体や住民にも知らせていなかった事に改めて憤りを感じる。
p1.jpg

(4月10日訂正)
資料では、NISA(原子力安全・保安院)のデータを使ったとの記載があるが、NISAのHPからは探せなかった。
(※出所をご存知の方はお知らせいただきたい)
おそらく測定は福島県原子力安全対策課であるが、こちらでも公開されていない。
同課の観測データも、まるでNHKの報道に合わせるように小出しのままである。


元データが見つかった。緊急モニタリングデータ(PDF)である。

ちなみに、福島県原子力安全対策課が所有する環境放射線測定車「あおぞら号」の装備を確認してみた。
ダストサンプリングならびに核種分析までも、車内に居たまま測定できるVIP仕様だ。
また測定結果は、迅速に衛星携帯電話で送る事ができるようになっている。

p6.jpg

そもそも重大事故が起こった今回のようなケース、例えば「現場で放出量が想定できないような状態」では、実測によりそのデータをSPEEDIで放出量を逆算し、拡散予測を行うようになっている。
その一役を担うのが「あおぞら号」であった。
実際の各ポイントの測定時間の間隔を見るに、ダストサンプリング→核種分析→原子力安全センターへ結果を送信(SPEEDI算出)→移動、と言う流れだったのでは?と思われる。
事故当初のSPEEDI拡散予測が正確だった事も裏付けるのではないだろうか。


また、公開ワークショップ資料から、既出のデータも含まれるが幾つか抜粋し掲載しておく。

p2.jpg

p3.jpg

p4.jpg

p5.jpg

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