原発被災地の真実// ~The Silence of the Lambs~
2017・08
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
--/--/-- --:--
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2012/04/21 00:05
20km圏外はノーマークだった

以前の記事の続きとなる福島県災害対策本部の責任者の証言がJB Pressに掲載されている。以下に要約する。

(1)3月12日の1号機水素爆発直後に双葉町に降下物が降り注いだが、住民が浴びて被曝するような被害を想定していなかった。放射性降下物は放出後、すーっと消える想定になっていた。

(2)事故は数時間で収束する想定になっていた。雨が降ることも想定していない。つまり地面に落ちないし、沈着しないと想定されていた。 

(3)福島県災害対策本部の通信手段は、たった衛星電話3台だった。

(4)SPEEDIのデータは、県から国へ依頼し13日の一日だけFAXで送って来た。

(5)3月15日は4号機の燃料棒プールの危機を優先し、県も国も住民避難のことはノーマークだった。

(6)それまでには20キロ圏内は避難完了させていたと認識。もうSPEEDI(20km圏)の話は飛び越えていた。

(7)50キロ圏内の人口を100万人と試算したが、避難は物理的に無理

(8)3月15日の放射能雲は「これは容易じゃない」と認識しながらも情報がなく、よく分からなかった。

(9)原子力安全技術センターが気を利かせてくれ、3月15日の20時30分以降に原子力班にSPEEDIデータをメールで送ってきてくれていた。

(10)原子力班は10人だが、15日は4号機燃料棒プールのことで手一杯だったのでSPEEDIデータには気付かなかった。


なお、この取材が2012年1月上旬と言うことで、SPEEDIデータの受信期間について、今日の報道とは矛盾した内容となっている。


福島、指揮命令混乱でデータ削除 SPEEDIの試算結果

 東京電力福島第1原発からの放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算結果が、地元自治体に伝わらなかった問題で、福島県は20日「指揮命令系統が混乱し、組織内で適切な情報共有ができなかった。電子メールの受信容量を確保するためデータを削除した」との検証結果を明らかにした。

 県によると、試算は昨年3月12日午後11時54分から16日午前9時45分までにメール86通を原子力安全技術センター(東京)から受信。USBメモリーなどで保管していたのは21通で、残り65通はデータを消去していた。

2012/04/20 15:58 【共同通信】



20110623-1.jpg

また参考までに過去の記事を掲載しておく。
オフサイトセンターにもSPEEDIが届いていなかったとの「嘘」の証言も多いが、3月11日深夜から届いていたことも分かっている。
こちらも「気付かなかった」ことになっているのだろうか。
実際に3月12日の1号機爆発後に、オフサイトセンターから南相馬市に20km圏住民分の安定ヨウ素剤が持ち込まれている。
実際には、その後の国からの「20km圏避難指示」により、避難等の混乱を理由に住民には配布されていない。

2012/03/21 東京新聞

福島県庁の災害対策本部では、オフサイトセンターより3月11日深夜から1時間毎に送られていたSPEEDI拡散予測データに気が付かず、15日朝にそのメールを消してしまった。
しかも「予測は役に立たない」として、その後も送られたデータを公表せずに市町村にも知らせなかった。


また3月13日午前10:30頃、保安院からもFAXで同データを受け取っていたが、12日~13日早朝までのデータだったため「既に過去のもので正確ではない」として公表しなかった

県の担当者は「送られてきたデータは20km圏の範囲で、既に圏内の住民は避難した後だった。本来は国が公表すべきデータだが、結果として住民が被ばくしたのは事実で、早めにお知らせすればよかった」と釈明した。


2012年3月21日14時48分 読売新聞

原発事故直後の放射線予測、福島県は消していた

 東京電力福島第一原発事故で、福島県が国からメールで送られた放射性物質の拡散予測「SPEEDI(スピーディ)」のデータのうち、事故当日の昨年3月11日から同15日までの分を消去していたことが21日、わかった。

 県は「当時は次々とメールを受信しており、容量を確保するため消してしまったのではないか」としている。

 SPEEDIは、文部科学省の委託を受け、原子力安全技術センター(東京)が運用。同センターは昨年3月11日夕から試算を開始し、1時間ごとの拡散予測のデータを文科省や経済産業省原子力安全・保安院に送った。県にも依頼を受け、送ろうとしたが震災で専用回線が使えず、同日深夜に県原子力センター(オフサイトセンター)に、12日深夜からは県災害対策本部の指定されたメールアドレスに送信したという。


関連記事
スポンサーサイト

未分類 | comment(0) |


<<(続)20km圏外はノーマークだった | TOP | アルファ線、田村市で50cpm>>

comment











管理人のみ閲覧OK


| TOP |

閲覧者数:

カテゴリ

リンク

このブログをリンクに追加する

最新記事

プロフィール

Blade1024

Author:Blade1024

最新コメント

月別アーカイブ

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。