原発被災地の真実// ~The Silence of the Lambs~
2017・10
<< 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/19/20/21/22/23/24/25/26/27/28/29/30/31/ >>
--/--/-- --:--
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2012/05/08 19:06
裸のフクシマ

鐸木能光(たくき よしみつ)と言う作家をご存じだろうか?また彼は音楽家、狛犬研究家でもある。
福島市出身で、2004年に不運にも中越地震で家を失い、その後は福島県河内村で物書きや作曲などの創作活動を行っていた。
皮肉にも、河内村を選んだ理由は「日本本来の自然環境」と「地盤が固い事」だった。
予想通り震災では家屋は無事だったが、原発から25km地点であったため「緊急時避難準備区域」に指定された。
彼は一時避難したものの、早期に河内村に帰還し「裸のフクシマ」と「3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ」を執筆・出版している。
この2冊では福島の行政と住民の実態を赤裸々に描いており、賛否両論があるが是非とも紹介しておきたい内容だ。


裸のフクシマ

3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ

ちなみに現在は、河内村の行政対応と村民の考えに嫌気が差し、日光市に移住しているそうだ。
河内村での出来事はここでも概要が書かれている。

また、彼のブログは表日記と裏日記で構成されており、つまりは本音と建前で書き分けられている。
25km地点で何を見、何を感じたのか、大変興味深い内容になっている。是非とも一読願いたい。

   タヌパック阿武隈日記

   阿武隈(原発30km圏内生活)裏日記

特に以下の3つの記事が興味深く、被災地の方には聞きたくない内容なのだが「支援される側」も「支援する側」も現実を知って欲しいと思う。

  原発運命共同体が壊す福島の和

  線量の高い場所に「避難」している意味

  「1人10万円/月」だけではない高額補償を捨ててまで帰る者などいない

なお、上記の記事から抜粋して掲載しておく。


前双葉町長(故)岩本忠夫氏による落首(1972年)

 このごろ双葉に流行るもの、飲み屋、下宿屋、弁当屋。
 のぞき、暴行、傷害事件。汚染、被曝、ニセ発表。
 飲み屋で札びら切る男、魚の出どころ聞く女。
 起きたる事故は数あれど、安全、安全、鳴くおうむ。
 なりふりかまわずバラまくものは、粗品、広報、放射能。
 運ぶあてなき廃棄物、山積みされたる恐ろしや。
 住民締め出す公聴会、非民主、非自主、非公開。
 主の消えたる田や畑、減りたる出稼ぎ、増えたる被曝。
 避難計画作れども、行く意志のなき非避難訓練。
 不安を増したる住民に、心配するなとは恐ろしや。
村の行政としても、村民が仕事をせず、村に戻らないことがいちばん高収入という今の状況を少しでも長く維持することが「村民の意志」「総意」であると認識して、そのように動いている。村長の苦悩はいかばかりか。

……取材を求めてきた記者さんにこんな話をしたところ、「う~ん、やはりそれは書けませんね。私たちが考えている内容とは違うので……」と言われた。
かくして、日本中、今日もまた「一日も早く故郷へ帰りたい」「除染を急げ、住民の願いは届くのか」みたいな的外れな記事を読み、間違った福島情報を積み重ねていく。

私は当初、東電とは闘ってきちんと賠償金をもらうつもりでいた。しかし、今はこの土俵の上に乗ることが嫌だ。
私は「緊急時避難準備区域」が解除される前から村に戻って普通に生活を再開していたが、それによって「精神的損害補償」は打ち切られたことになる。
その後、村人たちの様子がどんどんおかしくなっていくことに耐えられず、昨年末、自費で移転先を探し、今は安い中古住宅を見つけてそこに移ってきている。
川内村の自宅を失った上に、なけなしの預金をはたいての引っ越し。大変な財産損失だが、しばらくは東電への「賠償金請求」という土俵には乗らないつもりだ。今のままではシャブづけの仲間入りになってしまうからだ。
アヘン巣窟のようになってしまった村を見ているのは辛い。
放射能が怖くて帰れないのではない。人々がまともに生きる気持ちを失い、補償金の維持という一点で強く結ばれている「運命共同体」に参加したら、意味のある人生を送ることができなくなる。阿武隈で暮らす意味がない。
阿武隈の自然が壊される前に、コミュニティが──人間の心が壊されてしまった。
あそこでもう暮らすことはできないと覚悟を決めるしかない。
この悲しみと悔しさは、3.11直後のショックよりはるかに大きい。

郡山やいわきのパチンコ屋、飲み屋は連日繁盛している。
パチンコ屋の駐車場には、日が経つにつれ、ピカピカの新車が目立つようになった。補償金や義援金で潤った人たちが車を買い換えたからだ。
原発運命共同体は賭けに負けたのだろうか? 勝ったのだろうか?
麻薬中毒は立ち直ることが難しい。
人間、みな弱い。金を目の前にぶら下げられて拒否できる人は少ない。
しかも、家と土地を見えない汚物で汚され、仕事も失っている身となれば、「こんな金はいらん。俺は仕事をする!」と宣言する意志力を持てる人は極めて少ないだろう。

「ありがとうございました。またどうぞ」
今夜も福島のどこかで、飲み屋のマスターやタクシーの運転手が、原発30km圏からの「避難者」たちにこう挨拶している。
心の中では、その客への憎しみをまたひとつ増大させて。

福島で今起きている本当のことを、日本中の人に知ってほしい。
この国は、こういう手口で我々を手懐けてきたのだということを。
そして、その手口に使われた金は、我々が仕事をして、なけなしの稼ぎから納めた税金であり、せっせと節電に協力しながらも支払わなければならない電気料金から出ているのだということを。
放射能より怖いもの……それは「フクシマ」のような惨劇を経験しながらも何の反省もなく、こうした「手口」を今もってこの国は使い続けていること。そして、国民がそれを許し続けているということだ。

以下は著書「3.11後を生きるきみたちへ」の「あとがき」より抜粋。


「3・11前から、心の汚染、心の被曝はずっとあったんだよね。それが壊疽(えそ)のように身体の中に溜まっていて、3・11で傷口が開き、一気に外に出てきただけなんだよ。だから、傷口を塞いで膿(うみ)を拭き取ったとしても問題は解決しない。身体の中に溜まった膿を取り除かない限りは、何も変わらないんだよ」
「原発にぶら下がっていた町の周囲に素晴らしい自然が残っていて、我々はその自然の美しさだけを見て、ここに住みたいとやってきた。裏に隠された危険、根深い闇を見ていなかったんだな。世の中そんな甘いものじゃないって、ガツンと教えられたわけだ」


今月、彼の講演会が東京でも開催される。
被災地の本当の真実を知りたい方は参加をお勧めしておく。

「裸のフクシマ──ニュースでは語られない真実」
120527event_thumbnail[1]

河内村 | comment(0) |


2012/05/08 17:39
(続)郡山の学校に「ホットスポット」 情報公開で判明

この件、報道された当日から除染作業を開始しているそうだ。
今回の活動の中心となった、福島に残り子供たちを守る活動をされている市民団体「安全・安心・アクションin郡山」にエールを送りたいと思う。


学校のホットスポット除染 郡山市 初日は薫小など4校  

 郡山市は7日、市内の湖南小・中学校を除く小学校57校、中学校27校で側溝など比較的放射線量の高い場所の除染を始めた。初日は薫小など4校で実施し、市の委託を受けた業者が側溝の洗浄や体育館裏の落ち葉除去などに当たった。6月上旬までに各校の作業を完了する予定。
 市は児童生徒の使用頻度が高い校庭などの表土除去を終えている。さらに1月から中庭や排水口、側溝など放射性物質のたまりやすい8カ所について、全小中学校で線量を測定した。高さ1センチの最高値は安積中の側溝の毎時20・40マイクロシーベルトだった。小学校の基準としている高さ50センチでは大島小体育館裏の毎時3・15マイクロシーベルト、中学校の基準の高さ1メートルでは富田中体育館裏の毎時1・89マイクロシーベルトが最高だった。市は対象の場所に近寄らないよう指導し、順次除染を進める。

(2012/05/08 09:49 福島民報)


郡山市が小中学校、保育所の高線量箇所除染開始

 郡山市は7日、公立の小中学校と保育所で側溝など局所的に放射線量が高い箇所の除染を開始した。初日は、片平、喜久田、薫、白岩の4小学校と安積、熱海の2保育所で実施した。
 このうち、4月17日の調査で側溝の放射線量が高さ1センチの地点で毎時4.971マイクロシーベルトとなっていた薫小では、作業員3人が除染を実施。側溝や側溝のふたにたまった落ち葉や泥を取り除いたほか、周辺の表土を3~5センチ程度除去した。
 除染は原則として全ての学校、保育所で行う。ただ、湖南地区など線量の低い学校、保育所もあるため、実態に応じて実施を判断する。
 市は校庭や園庭の表土を除去するなど、子どもたちの安全、安心な生活環境の確保を図ってきたが、雨水が流れ込む排水溝など場所によっては高さ1センチの地点で毎時12.20マイクロシーベルトと高い放射線量が測定されている地点もあるため、除染により線量低減化につなげる。

(2012年5月8日 福島民友トピックス)



郡山 | comment(0) |


2012/05/07 05:07
郡山の学校に「ホットスポット」 情報公開で判明

郡山市の市民団体が市教育委員会へ情報開示請求をした結果、小中学校および保育園で年間20mSv(3.8μSv/h)を超えるホットスポットが多数発見されていたことが明るみになった。
また東京新聞と日刊スポーツの記事だが、同じ「共同」のネタながら報道のされ方が異なっている。


郡山の学校に「ホットスポット」 情報公開で判明
2012年5月6日 23時45分 東京新聞

 福島県郡山市の市民団体「安全・安心・アクションin郡山」などは6日、郡山市教育委員会への情報開示請求などの結果、市内の少なくとも14小学校と7中学校、5保育所で、年間被ばく線量で20ミリシーベルトに相当する毎時3・8マイクロシーベルトを超える「ホットスポット」があったと発表した。

 開示資料によると市教委が1月、市内の小中学校に対し、定期的に測定している校庭や教室を除く、側溝や生け垣、雨水の排水口など敷地内8カ所の空間放射線量の測定を依頼。4月の測定結果では、地上1センチの高さで、中学校では側溝で毎時20・4マイクロシーベルトなどを計測した。

(共同)


福島市内14小学校に「ホットスポット」

 福島県郡山市の市民団体「安全・安心・アクションin郡山」などは6日、郡山市教育委員会への情報開示請求の結果、市内の少なくとも14の小学校で、年間被ばく線量で20ミリシーベルトに相当する毎時3・8マイクロシーベルトを超える「ホットスポット」があったと発表した。

 開示された資料によると、市教委が1月、市内の小学校に対し、定期的に測定している校庭や教室を除く、側溝や生け垣、雨水の排水口など敷地内の8カ所の空間放射線量の測定を依頼。4月に市教委に提出された測定結果では、地上1センチの高さで、体育館裏で毎時5マイクロシーベルト、排水口で8・1マイクロシーベルトなどを計測。側溝で10マイクロシーベルトを超えた学校もあった。

 市教委は原発事故以降、校庭での活動を3時間以内に制限してきたが、新学期からは「校庭の線量の平均が0・2マイクロシーベルト以下になった」として解除。記者会見した同団体の野口時子代表は「校内に線量が高い所がたくさんある。保護者に説明もなく実施された3時間ルール撤廃を、撤回してほしい」と話した。(共同)

 [2012年5月6日21時4分]日刊スポーツ新聞



何故、保育園も含めその場所を除染せずに隠していたのだろうか?
今のところ郡山市のHPでは見解を示していない。
今回の件が明るみになったことで、子供を多用したHPのPR作戦が何とも薄気味の悪い印象を受ける。
「安全性が確認された」はずの学校がこのような実態なら、農産物も疑われてしまう事に気がつかないのだろうか。
他の自治体も、叩けば埃が出そうであるが・・・


また郡山市に関連し、先日行われた「原発ゼロの日」集会の場で、大変興味深い演説があった。
以下に動画の一部を書き起こしてみた。現地の苦しみが少しでも伝わればと思う。

原発ゼロの日~さよなら原発5.5集会より~

(書き起こし)

しかし福島は3.11のまま止まっております。
日曜日になると子供たちが街頭に駆り出されます。
先日は「キッズパレード」と称して、1マイクロ、2マイクロ、そうした高線量の中を子供たちが歩かされました。
「復興キャンペーンイベント」です。
今月は郡山で「夢の子供マラソン」と称するイベントが行われます。
・・・ありえません。私たちの胸は張り裂けそうです。
・・・くやしいです。力が足りないのですが、なんとか電話攻撃やら、阻止に向かいたいと思います。
しかし泣いてばかりではありません。
先日「福島原発告訴団」が立ち上がりました。
また命の側に立つ、診療所建設運動も立ち上がっております。
まだまだ力不足です。皆さん、繋がって応援してください。

- 以下略 -



その郡山市のイベントだが、子供向けのイベントが盛り沢山になっている。

なぜか「手塚治虫展」が開かれていることに驚いた。
アトム君、ウランちゃん・・・プルト君、少しは自粛願いたいものだ。

もちろんもんじゅ君は大歓迎です。

郡山 | comment(0) |


2012/05/06 23:49
プルト君、海外でも人気者に

1993年に動燃(動力炉・核燃料開発事業団、現日本原子力研究開発機構)が企画制作したPRビデオのマスコット「プルト君」だが、Full Versin(約11分)は削除されたり、肝心の部分がカットされている物だけが出回っているようだ。
そのFull Versinが「日本の原子力プロパガンダ漫画」として海外でも人気のようだ。

プルトニウム物語 ~頼れる仲間プルト君~ Full Version (英訳付)


次に昨年6月に茨城県東海村にある「アトムワールド」で、原発事故後も現役として平然と活躍いていたプルト君の貴重な映像を紹介しておく。
なお「アトムワールド」は「税金で安全をPRする時代は終わった」とされ、今年3月31日に閉館している。

ウラン君とプルト君 ~もんじゅを語る~


また参考までに「Computer Science and Engineering」のサイトユーザーが掲載したプルトニウムの詳細について、和訳された資料を紹介しておく。
  史跡探訪:プルトニウム

未分類 | comment(0) |


2012/05/06 12:18
旧警戒区域のボランティア作業

旧警戒区域は「国が直轄し除染を行う」となっているが、実際はボランティアにより危険な作業が行われている。
南相馬市小高区では区域が解除された事により、住民感情とボランティア精神が昂っている。
またGW中は、予想外の猛暑により、軽装での作業が目立つようだ。
復旧を焦る住民と、相変わらず「人道支援を優先」するあまり防護知識が乏しいボランティア参加者が多いようだ。

市の全域除染費として大手ゼネコンに400億円で一括発注したはずの南相馬市。
「人手が足りず、ボランティアを募集していく」と言う市の見解は、どういう意味なのだろうか?
危険な作業を無償でやらせる。善意を悪用する、これが除染利権の実態のようだ。
「ガレキ撤去と除染は別だ」とでも言うのだろうか?

ボランティア募集・食べて応援・観光助成・・・聞いて呆れる。


福島県の被災地で連休を利用したボランティアが撤去作業行う
FNN 05/05 12:39







福島県の被災地では、連休を利用したボランティアが、がれきの撤去作業に汗を流している。
南相馬市のボランティアセンターには、全国からおよそ200人が集まった。
ボランティアの人たちが作業をしている現場では、依然としてがれきや土砂が非常にたくさん残った状態となっている。
福島第1原発からおよそ15kmの南相馬市小高区は、4月、警戒区域が解除されたばかりで、1年余り放置された津波のがれきが手つかずとなっている。
東京からのボランティアは、「去年から時間が止まっている」、「悲惨なので、少しでもお手伝いできたら」などと話した。
南相馬市では、片づけの人手が足りない状態が続いていて、ボランティアを募集していくという。

南相馬 | comment(0) |


<< back | TOP | next >>

閲覧者数:

カテゴリ

リンク

このブログをリンクに追加する

最新記事

プロフィール

Blade1024

Author:Blade1024

最新コメント

月別アーカイブ

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。